3種類の透明水彩紙を実際に塗って比較してみました、はたしておすすめは?水張りなし。スケッチブックではありません。
透明水彩画の紙を比較!3つの紙のレビューとおすすめは?
かわいい動物の絵のイラストを描くときはあまり
大きな違いを感じなかったのですが
風景画ではだいぶ差がありました。
非常に個人的なレビューになりますが比較してみます。
ピックアップしたのは
人気の高い
アルシュ、ウォーターフォード、ストラスモアです。
水張りはしていません。
アルシュ
フランス最高峰の水彩紙です。
一枚一枚職人さんの手漉きなので
ロールによって微妙な違いがあります。
画材屋さんで1枚1,400円ほどします。
絵本の原画などは30ページ分
まとめ買いがおすすめです。
ロールが違うと絵のトーンが微妙に違ったりします。
絵具の吸い込みは遅いので
余裕を持ってにばみやぼかしができます。
重ね塗りをしてもきれいなグラデができました。
ただし、5回以上重ねると
毛羽だってきてイマイチ。
3度くらいの重ね塗りなら美しい仕上がりです。
ウォーターフォード
イギリスの高級水彩紙です。
アルシュほど高額ではないので
ちょっと気楽に買えます。
水張りの必要がないブロックがおすすめです。
部屋が狭いので
上にいろいろなものを積み上げていたら
プレスされたのかラスト3枚くらい
はがしづらくなりました。
上には物をのせないほうがいいようです。
吸い込みはアルシュほど遅くないですが
早くもなくほどよいスピードです。
ホワイトと生成りナチュラルがあり
この絵はホワイト。
発色が美しいです。
ナチュラルは暖かい感じがします。
重ね塗りにもなかなか耐えます。
アルシュよりは重ねて塗ることができます。
ストラスモア
不透明水彩の重ね塗りに適した紙です。
アメリカ製で取り扱いはホルベインです。
アルシュやウォーターフォードより
しっかりしたハリがあります。
透明水彩での重ね塗りにも
トライ!
さきほど完成しました。
やはり水に強いです。
10回くらい重ね塗りしています。
水張りしてないので多少よれるのですが
表面が毛羽立つということはありませんでした。
でも、吸い込みスピードが速すぎて
にじみやぼかしがうまくいかないーあせるー
というところが気になりました。
3つの水彩紙に描いてみて、
個人的に
風景画を重ね塗りで仕上げるならアルシュ。
次点でウォーターフォード。
不透明水彩で描くならストラスモアですね。
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